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『日ノ本幼稚園』ってどんな幼稚園・・・

『日ノ本幼稚園』ってどんな幼稚園・・・

日本基督(キリスト)教団姫路教会 牧師
学校法人 姫路キリスト教学園 理事長 日ノ本幼稚園 チャプレン 山口義人

約100年の歴史と実績があります

学校法人姫路キリスト教学園日ノ本幼稚園は、1918年(大正7年)に創立され、90数年もの間、姫路の地でキリスト教保育の業を担ってきた幼稚園です(1984年に学校法人に認可され、2018年に創立100周年を迎えました)。

日ノ本幼稚園が創立された当時の姫路にはわずか2つの幼稚園しかありませんでしたが、若き日の創始者アリス・ビックスビー宣教師(初代園長)は、「わたしの名のためにこのような一人の子どもを受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」(マタイによる福音書18章5節)という主イエス・キリストの教えを受けて、この地に日ノ本幼稚園を開設しました。

長い歴史の中には、大東亜戦争という悲しい出来事があり、幼児保育を担った宣教師たちはやむなく帰国せざるを得なくなってしまいますが、幼稚園は播州最古の姫路バプテスト教会(現在の日本キリスト教団姫路教会)に託され、その歩みを続けてきました。戦後は空襲によって園舎(会堂)を失いましたが、宣教師から受け継いだ幼稚園の責務は失われることなく、第8代園長の藤原利一牧師がいち早く幼稚園を復興し、保育の業に尽力しました。終戦後間もない厳しい時代状況の中で、キリスト教の愛の精神に根ざした幼児教育の使命を担い、子どもたちの成長のために培ってきた歴史は本当に尊いものだと言わざるを得ません。

またその後、姫路教会の移転に伴い、幼稚園も園舎の移転・建築を続けてきましたが、時代が移り変わっても変わることのない"キリストの愛を幼子へ"という教育理念に基づき、現在もこの地でキリスト教保育の業を担い続けています。

人の根っこを育てます

世界で初めて幼稚園を創立したドイツのフリードリヒ・フレーベルは「子どもは5歳までにその一生涯に学ぶすべてを学び終えるものである」という言葉を残しました。その言葉をそのまま受け入れられる訳ではありませんが、聖書の教えの中に「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです」(コリントの信徒への手紙二4章18節)とありますように、その幼児教育の基礎には目に見えない神の存在を子どもたちに伝えるという理念があったと言われています。 また「保育の成果は20年後にわかる」と言われます。成人し、社会人になった時に、やっと保育の評価ができるということです。それだけに保育の業はその人が生きる根っこに関わる大切なことである訳です。

皆で成長する"協育" "共育"の環境

日ノ本幼稚園では、キリスト教主義の幼稚園ならではの特質を生かし、聖書のお話の読み聞かせ、イースター(キリストの復活祭)、花の日、収穫感謝祭、クリスマス(キリストの誕生祭)などの教会行事を通して、子どもたち一人ひとりに神の愛を伝え、人や自然を愛する心を育てる保育を志しています。関連する姫路教会には、姫路の児童文庫としては草分け的存在の「なかよし文庫」が併設されており、わらべうたや5千冊を超える絵本・児童文学書の読み聞かせを通して、子どもたち一人ひとりの心を豊かに育てる働きも担っています。また、日常の保育の中では、体育講師による体育遊びや泥んこ遊びなどを通して、神に与えられた身体を育てていく保育も行っていますし、保護者の方々のサークル活動も画期的に行われ、園児だけではない、保護者の方々の繋がりも大切にされています。

現代は共働きのご家庭も増え、時代のニーズと共に幼稚園現場に求められることも多くなってきました。日ノ本幼稚園でも未就園児保育や長時間預かり保育の働き、また、愛情のこもった手作り「お弁当」とみんなで同じ物を食べる「給食」の両方の大切さを子どもたちに伝える業も行っています。

願い・・・

けれども、どんなに時代が変化していっても、子どもたちが神から与えられた自分の命、他者の命、動物や植物の命を大切にする一人ひとりとして成長してくれること、また、やがて成人した時に、この世界の平和を願い、実現する「光の子として歩んでくれる」ことを願い続ける幼稚園としてこれからも歩んでいきたい、そう心から願っています。